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2017年12月26日 (火)

2017年12月3日 季刊紙『いぶき』巻頭メッセージ

■空をひとりじめできないように みんなのものだよ食べものは
 毎年11月最後の日曜は「収穫感謝礼拝」として捧げます。礼拝堂には嬉しい美味しい食べものが飾られます。会津で収穫したお野菜や果物、お米が講壇に置かれ子ども礼拝で歌い続けた「♪わたしたちの食べるもの♪」を笑顔で捧げます。
 お昼はみんなで礼拝堂の大掃除、子どももおとなも若松栄町教会の礼拝堂をとても大切にしてくれます。みんなで綺麗に整えた礼拝堂で今年もクリスマスを迎えるのです。お掃除の後は美味しいヨーグルト・パンチでお祝い、美味しかったね。しっかり生きていこう。
 「食品ロス(=Food Loss)」という言葉を知っていますか? 「作られたけれど捨てられてしまう食べもの」のことです。腐った食べもの、地面に落としてしまったもののことではありません。味は同じなのに形が悪いから、と売られる前に捨てられる食べもの。食品売り場で売れ残ったもの。コンビニで約束の時間が10分過ぎたから、と売られないお弁当やサンドウィッチ。ホテルやレストランで食べ残したもの。そして自宅の冷蔵庫内で忘れてしまっていたもの。もちろん学校給食で嫌いだからと残したものも…。そんな食べもののことです。
 調べてみるとここ日本では食べ残しで捨てられるものが一年で約700万トン、期限切れで売れなかった食べものの総金額は、なんと1,200億円だそうです……。
 世界に目を向けると、今日いま食べものがなくて困っている人びとが10億人。世界中で捨てられている食べものがお腹を空かせた全ての人に届けられると、もはや「飢餓」も「餓死」もありません。ああ、なんということ! そして言うまでもなくこんなに豊かな国ニッポンにも食べものに困っている人びとがいます。路上生活や貧困を強いられているたくさんの生命に寄り添う大切な営みが紡がれています。その働きに、私たちも繋がっていたいと願います。
 教会は「みんなで食べる」ことを昔から大切にしてきました。聖書には食べる場面や物語もたくさん記されています。天から降ってきた不思議なマナのこと、大慌てで旅立つ前だから発酵せずに焼いたパンのこと。たった二匹の魚と五つのパンが一万人を越えるだろう人びとのお腹と心を満腹にした物語。当時は禁じられていた、病気の人や外国人と一緒に食事したイエスのことなどなど。
 イエスが生まれたのは旅先でした。コンビニなどなかった時代、旅の途中でお腹を空かせたヨセフやマリアはいったいどうしていたのだろう。そうだ、馬小屋に泊めてくれた宿屋さんがいたんだ。遠い東の国から外国人の博士たちが来てくれたし、みんなが見下していた羊飼いたちも真っ先に来てくれた! ささやかだけれどあたたかい食卓を、きっとみんなで嬉しく美味しく囲んだはず……。
 今年もイエス・キリストの誕生日を迎えます。クリスマスおめでとう。
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