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2016年3月 5日 (土)

九条の会・会津若松 会報第13号

■「虚ろな目と輝く目」 九条の会・会津若松代表 高橋 力
 孫が15年4月、海保に沈められ逮捕された海を見たいと辺野古に行った。真珠の会主催のオキナワ平和ツアーは2月15〜19日、参加者16名。全く観光抜きの濃密な日々。これは片岡謁也牧師の何回行ったか分からない沖縄通いの成果。
 早朝、ホテルからレンタカーで向かった先は、米軍新基地建設促進を狙い戦争法を強行採決したアベ政権と軍事国家米国の密約の実現とオール沖縄の対決の現場。抗議隊のテントでは年齢を超える人々が準備にかかっていた。体操をして一日の行動に笑顔で備える雰囲気はたたかいの雰囲気ではない。「○○君のおじいとおばあとお父さんです」との紹介に歓声が上がる。この歓声は他でも注がれた。
 次は海上行動だ。心配だった乗船の方法は何しろ前代未聞の難題らしく、関係各位口(公)論の結果、牽引台車に載って陸に揚げられている船に担ぎ上げ、神輿よろしく載せられるコトとなった。然も当初予定の車椅子は止め、船中央の三人掛け長椅子にまるで護送状態の如く左右を同行の男どもに固められた。四駆のクルマに曳かれて移動、「神輿」を載せた船は静々と無事海の上に浮かんだ。やれやれ、ならぬ堪忍するが堪忍、水面をわたる潮風に向かい身構えた。船は水を切って長く円形に張られているオイルフェンスとフロート(数珠つなぎの浮き)の浮く現場に出た。たちまち海保のゴムボートが何艘も迫ってくる。「その場所は進入禁止区域です。直ちに退去してください」と無表情な声がハンドマイクから被さってくる。気がつくと黄色いカヌーから孫の声がかかった。独り乗りの小さなカヌーだ。他にもカヌー隊がフロートに迫っている。そこにも海保のボートが間髪入れずに群がってくる。緊迫する状況の中で僕は彼らの輝く目を見た。ここには基地建設を許さないという目標がある。しかも駆り出されてではない。自分の意志で、生活を賭けての行動なのだ。ここには青春がある。
 ふと海が静かになった。別の船から静かに語りかける女性の声が聞こえてきた。静まって海保の連中の退去命令も聞こえてこない。彼らは下を向いている。それはなんと高橋眞美の声だ。要旨を言えば「私たちは原発事故によって自然を汚されたフクシマから来ました。その自然が生きるものの命を危うくしています。ここも豊かな海が奪われようとしています。私たちの命を養ってくれるのは豊かな海、山です。ご自身のこころでお考えになってはいかがでしょう」。あとで眞美は「母親の様な気持ちで語りかけた」と言っていた。
 翌日、キャンプ・シュワブゲート前へ。機動隊の長蛇の列が見えた。対峙する市民が道を挟んで座り込んでいる。工事車両が近づくと阻止する動きが激しくなる。次のゲートへ。僕たちは、がっちりと微動だにしない機動隊の列をかすめて移動した。僕は車椅子から能面の様な彼らの顔を見上げて驚いた。いずれもが虚ろな目だった。直ぐ前から顔を見上げる僕にはピクリともしない。本土から派遣された膨大な隊員たちの宿舎は浜辺に聳える最高級ホテル。用済みになったら米軍将校の娯楽施設になる目論見があるとか。このゲート前に連日配置され、無表情に並ぶ彼らに青春の喜びはないのだろうか。彼らの存在は抵抗者たちを排除するためにごぼう抜きにする時だけにある。頑強な体はそれだけに役立っている。その顔を見ながら先に見た輝く目を思い出していた。
 海上行動でもゲート前でも、怒号の応酬だけではない一瞬の出来事でした。僕は想像するのです。ここから何かが始まるのではないか。虚ろ、輝き。違って見えた目が印象的です。生きる意味について改めて考えています。
 凄まじい爆音も体験しました。沖縄の厳しい歩みにも触れました。四足歩行、車椅子で迷惑をかけるだろうと何回か参加を断念しようと躊躇した僕の感想は、「参加してよかった。僕を助けてくれたメンバーの皆さん。本当にありがとう」。
2/15(月)会津若松〜仙台空港〜那覇空港〜嘉数台公園(普天間基地)
2/16(火)辺野古第二テント〜海上行動〜昼食〜高江テント〜古宇利島
2/17(水)キャンプ・シュワブゲート前〜辺野古第一テント・辺野古浜〜昼食〜道の駅かでな(嘉手納基地)〜佐喜眞美術館〜沖縄国際大学
2/18(水)南風原文化センター〜糸数アブチラガマ〜昼食〜ひめゆり平和祈念資料館〜沖縄平和祈念公園(沖縄戦戦没者墓苑・平和の礎・摩文仁の丘・沖縄平和祈念資料館)
2/19(金)不屈館(瀬長亀次郎と民衆資料)〜那覇空港〜仙台空港〜会津若松
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