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2013年5月 3日 (金)

インマヌエルが生まれた

 わが目を疑いました。画面によれば「太平洋の真ん中」を猛スピードで走っているのですから。慌てて愛車を路肩に寄せ、画面を調整して正しい現在地から再出発。しばらく走ると今度は「日本海」をひたすら爆走中…。そう、カーナビ(自動車搭載電子地図)が壊れてしまいました。

 とても便利な道具です。自家用車で初めての土地を訪れるときはもちろん、通い慣れたところでも目的地までの距離や到着時刻を示してくれるし、予想外の大渋滞でも抜け道に導いてくれます。そして到着すると、家族よりも先(!)に「運転お疲れさまでしたぁ」とねぎらってくれるのです。正常に動作していれば、大都会の複雑な車線変更も渋滞回避の裏道も問題なし。でも壊れてしまったら、自分の車がいったいどこに向かうのやら…。先の三重県出張では名古屋を抜けるのに大変なストレスを強いられました。

 暗く寂しい野原で羊の群れの世話をしていた羊飼いたちがおりました。羊は生き物であり、同時にお金に替わる大切な財産。けれどもその羊は羊飼いのものではありません。羊飼いは羊の持ち主に雇われてその世話をしていたのです。生き物の世話をするのは大変です。病気や怪我、羊を盗みに来る泥棒もいました。暗く寂しい野原で羊飼いたちはいつも緊張して羊の面倒を見ていました。

 そんな大切な仕事を他の人たちはバカにしていました。あいつら羊飼いは乱暴者だ、家の中ではなく野原で寝起きして汚い、動物の臭いがしてくさい、宗教的作法(律法)を守らない、あんな奴らは天国には行けない…。それが羊飼いに投げつけられる言葉でした。いつしか羊飼いたちも自分はダメなんだ、つまらない人間なんだ、神はこんな自分を守ってはいてくれないんだ…。そんな風に思いこんでしまったのかもしれません。暗く寂しいのは空だけではありませんでした。羊飼いたちの心も暗く寂しくなってゆくのです。

 突然空が明るくなりました。天使の歌声が空いっぱいに響きました。自分はダメだと思いこんでいた羊飼いたちに「真っ先に」イエスキリストの誕生が知らされました。羊飼いたちは家畜小屋に生まれたイエスの元へたどり着きその誕生を祝いました。

 荒れ地を競争する自動車ラリーで助手席に乗っているのがナビゲーターです。運転はドライバー、そして道筋や目的地を示すのがナビゲーター。イエスの誕生は名前も残されていない羊飼いへの約束です。「一緒に旅を続けよう。きみはひとりじゃない」。インマヌエル(=神は我々と共におられる)の誕生、心からおめでとう。

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